亜鉛メッキ

安価で耐食性に優れており、素地が露出した際に亜鉛自体が溶融して被膜をつくるため鉄鋼製品の防食目的で利用されています。
ネジなどの小物はバレルメッキで対応します。亜鉛は腐食しやすい金属なのでメッキ後にクロメート皮膜処理を行い腐食を防止します。当社で扱うクロメート皮膜処理は次の種類があります

有色クロメート化成被膜処理


有色クロメートは六価クロメートの一種で、一般的に「クロメート」と呼称されている黄色系の皮膜です。
赤~黄色の干渉色の表面仕上げです。

六価クロムフリー化成被膜処理(三価クロメート)


六価クロムをつかわないRohs規格に対応した被膜処理です。

三価ホワイト、三価白、三価クロメート、三価ユニクロなどと言われることもありますが、これらの表現は正式名称ではなく、これらは三価クロム化成処理の俗称になります。
青白色の表面仕上げです。

黒色クロメート化成被膜処理


黒色の表面仕上げです
注:六価クロムを使用しますので、Rohs規格には適応しません。

処理可能サイズ 縦 180cm× 横 80cm× 高 30cm 重量10kgまで

ニッケルメッキ

亜鉛に比べて硬く耐食性に優れています。光沢、色調もよく、変色しにくい特性から装飾用としても利用されます。電気ニッケルと無電解ニッケルに対応しています。

電気ニッケル


一般的なニッケルメッキで銀色の表面です。

電気ニッケル―クロム


対磨耗性、美観性の向上が目的で表面にクロムメッキを施します。
青みのかった銀色の表面です。

処理可能サイズ 縦 200cm× 横 70cm× 高 30cm
・素材  鉄
・銅合金 30kgまで

無電解ニッケルメッキ


カニゼンメッキとも呼ばれ、化学反応によって金属表面にニッケル被膜を施す方法です。
電気を使わないため均一的なメッキを施すことが出来ます。
また電気めっきでは付けられない円筒の内側にも施すことが出来ます。

処理可能サイズ 縦 60cm× 横 40cm× 高 60cm 
・素材  鉄
・銅合金  25kgまで